8月に入ってから株価が急落しています。
きっかけになったのは日銀の利上げです。
日銀の利上げの詳しい話は別記事で解説します!
短期金利のBefore/Afterはこんな感じです。
Before:0.0〜0.1%
After:0.25%
ほとんど上がってない、、、?
こんな小幅な利上げで株価クラッシュって大丈夫?
なぜ株価急落につながったのか?
一言で言うと「サプライズ」だったからです。
世間的には(そのうち利上げは来るだろう、、、)と言うのは分かっていたのですが、このタイミングで来るとは思っていなかった人が多かったと言うことです。
その点で言えば日銀の「市場との対話」は下手だったのです。
ちなみに利上げに絡んだ生活の影響はこのような感じです。
・為替が円高に
・預金利息が増える(まだまだ雀の涙程度)
・物価が下がる
・住宅ローンの返済額がアップする
金利が上がるとこういった影響が出てきます。
住宅ローンの変動金利が変わってローン返済額が変わるのは2025年1月ぐらいです。
変動金利で借りている人は意識しておいた方が良いですね。
このような事態を踏まえても
自分の投資運用スタイルは一切の変更は無しです!
日銀だけのせいではない?
株価某ら急落の原因は日銀の利上げだけではなく、アメリカで景気後退入りが懸念され始めていることも大きく影響しているのです。
ISM製造業景況指数と言うものがあるのですが
これが46.8と過去8ヶ月で最低の数値となっています。
ちなみに50を下回ると景気縮小と言われています。
さらに失業率が4.3%(予想は4.1%)を記録するなど雇用統計がとても弱くなっているのです。
つまり、、、
不景気になんてならないよ!
と楽観的になっていたのに、
これは、、、
不景気が来るのでは?
と言う雰囲気になってきたと言うことです。
私が日頃から気をつけている
円高と株安のダブルパンチで泣かないようにリスク管理に気を付ける
と言うことが如実に現れた結果なのではないかと思いました。
全員が儲かる時代は来ない
このように株式市場に「疑念」とか「悲観」が生まれて急落するたびに感じることがあります。
それは<みんながみんなインデックス投資で儲かる時代は一生来ない>と感じます。
なぜなら
・株価が上がっている時はイケイケで買いまくっているのにちょっと下がっただけで売ってしまう。
・直近の成績がインデックスファンドよりも良いファンドがあれば乗り換えてしまう。
このような人が多数派なのです。
SNSで投資家がちょっとしたニュースや株価の変動で阿鼻叫喚になっている様子を見るたびに
「ガチのインデックス投資は儲かり続けるだろうな」
そのようなことを確信してしまいます。
かの有名な投資の神様のウォーレン・バフェット氏もこのようなことを言っていました。
株式市場は「忍耐のない物」から「忍耐強い物」へお金を移転する装置である。
史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール
今回も「忍耐のない物」がお金を失って、長期的に見れば「忍耐強い物」にお金が移っていくと言うことになるのでしょう。
日本株にせよ米国株にせよ、このような事態にこそ改めて自分自身に向き合ってほしいと思います。
<自分の投資先は10年20年先に希望が持てないものなのか?>
<自分はしょうもないニュースに振り回されてはいないか?>
<自分は十分な忍耐強さを持っているか?>
お金持ちになる確率を少しでも高めたいのならば、「見るべきものを」をちゃんと見る。(投資先企業の成績や財務・自分の家の家計)
これが本来の見るべきものなのです。
「見る必要のないもの」は見ない(毎日の株価の値動き・不安を煽るSNS)
とにかくこのスタンスが大事です。
最後に
冒頭の記事ではゴールドマンサックス社やアナリストによる以下のような見解が紹介されています。
長年のマイナス金利を経て日本の金融政策が正常化するのに伴い、企業の価格決定力と賃上げが経済成長を促進し、相場を下支えすることが見込まれるという。
長期の基調的なファンダメンタルズは依然として良好だ
この状態で株価が下がってくれれば、日本の優良高配当株を買いやすくなるだけの話です。
ちなみに株価は「先行指標」なので、これからしっかり業績が落ちてくる可能性も十分にあります。
今みたいに投資家心理が悪化して株価が下がって実際に業績がガタ落ちしてさらに株価が下がったら、これこそ正真正銘の阿鼻叫喚になるでしょう。
つまり本物の株式のバーゲンセール到来です。
なので、しっかりとリスク管理・資金管理を行いながら淡々と今まで通りのことをしていきましょう。
個人的にはこれから良い高配当株が増えてくるのではないかと思います。
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