今回は結構良い感じの高配当株ファンドが登場したので紹介します!
・年3.5%前後の配当利回り
・株価成長も見込める
つまり「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の両方が狙えるファンドです。
配当金生活を目指す人は参考にしてみてください!
どんなファンド?
正式名称は、、、
「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」
と呼ばれるものです。
愛称は「楽天SCHD」になると思うのでこの呼び名で呼ぶことにします!
名前の小難しさとは裏腹にこのファンドの正体はいたってシンプルです。
楽天SCHDとは
Schwab US Dividend Equity ETF
を買うだけのファンドです。
”SCHD”というのは米国で人気のある高配当株ファンドです。
「VYMよりも人気がある」と言われたら日本の高配当株投資家はとても気になると思います。
※VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)とは、バンガード社が提供している「上場投資信託(ETF)」の一種です。
米国株式市場に上場された400銘柄以上の高配当株式が組み入れられています。
高めの分配金や分散投資効果、低い経費率から、中長期での安定投資を目指す方におすすめの銘柄です。
非常に良いファンドなのですが今まで日本の証券会社では取り扱いがありませんでした。
今回新登場した「楽天SCHD」を通じて
<間接的に投資できるようになった>ということです。
図で表現すると、
今までは日本の投資家はSCHDに投資はできなかったのですが、
これからは”楽天SCHDを介して本家SCHDを購入できるようになります。
つまり「楽天SCHD」が良いファンドかそうか判断するには「本家SCHD」が良いファンドかどうか調べる必要があるということです。
本家SCHDはどんなファンド?
本家SCHD
・誕生日:2011年10月20日
(ほぼ13歳でとりあえず十分な運用期間)
・運用コスト:年0.06%
(結構安い)
・運用総額:約8.4兆円
(超大規模ファンド。オルカンの2倍以上の規模)
・最近の分配金利回り:約3.5%
(VYMは約2.9%)
このファンドの投資対象はこういった企業です。
・少なくとも10年連続で配当金を支払っている。
・時価総額が5億ドル以上の企業=それなりに大きな企業が対象
・ファンダメンタルズが優良(利益率・配当利回り・配当成長率など)
こういった条件を満たす会社のうち上位100社に厳選して投資しています。
そして、、、
・1銘柄の保有割合が全体の4.0%を超えないように
・1セクターの割合が全体の25%を超えないように
といった調整もバッチリ行なっています。
専門的すぎてついていけません、、、、
極限まで簡単に言うと、
・ちゃんと配当金を払い続けてくれて
・増配もしてくれて
・株価も上がっていく可能性が高い
という銘柄に投資していると言うことです!
実績はどうなの?
本当に上がり続けているの?
過去10年の配当金の推移を見てみましょう!
見事な右肩上がりですね!!
配当金がずっと増配していっています。
株価も見てみましょう。
コロナショックの時は流石に凹んでいますが
比較的安定して株価を伸ばしてきているのがわかります。
ざっくり13年で株価は約3.2倍になっています。
・安定して配当金を出す
・しっかり増配もする
・株価も伸ばす
SCHDは「高配当株投資はこうあるべき!」と言う姿をしっかり見せてくれるファンドだと思います。
タコ足分配のゴミファンドとは違いますね、、、
楽天SCHDはどうなの?
本家のSCHDはわかったけど”楽天SCHD”はどうなの?
本家SCHDが高配当株投資家にとって有力な投資候補になることはわかったかなと思いますが、
問題は”楽天SCHDはどうなのか”というところですよね?
残念ながら本家SCHDよりもコストは高いです。
楽天SCHDの信託報酬:年率0.192%(税込)
(本家SCHDは運用コスト年0.06%)
「投資対象にならない!」というほど高いコストではないけど
「激安!最高!」というほど安くもないです、、、
コストが若干高めな一方本家にはないメリットもあります。
本家にはないメリット
・「二重課税の調節」がされた後の分配金がもらえる。
かなりややこしい話になるので説明は省くのですが、
・税金がお得
・確定申告の手間が掛からない
ということです。
なので、トータルで考えたら、
楽天SCHDは十分に投資候補にあり得ると思います。
ちなみに分配金が出る月は、、、
・2月 ・5月 ・8月 ・11月
の年4回です。
まとめ
楽天証券から「楽天SCHD」と呼ばれる新ファンドが登場しました。
・楽天SCHDは本家SCHDを買うだけのファンド
・本家SCHDはVYMに匹敵する米国の人気高配当株ファンド
・SCHDはそこそこ高い配当利回り・増配・株価成長が狙える優良ファンド
・楽天SCHDは運用コストが若干高いが二重課税の調整があるのはメリット
・今のところ買えるのは楽天証券だけ
米国の高配当株が好きな人は検討してみても良いのではないかと思います!
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