

最近マイホームを検討しているんだけど、毎月の返済額が抑えられる「超長期間ローン」が気になるんだけどどうなの?



「2024年度 住宅ローン貸出動向調査結果」(301金融機関に調査)を見ると返済期間が35年を超える、いわゆる「超長期ローン」の提供が増えているようです。
メリット・デメリットを解説していきたいと思います。
超長期住宅ローン利用者が増えている背景は?
- 住宅価格の上昇による負担軽減
近年、日本の住宅価格は上昇傾向にあり、特に都市部では高額な物件が増えています。例えば、東京都の新築マンションの平均価格は8,000万円を超えることも珍しくなく、一括購入はもちろん、通常の35年ローンでも月々の支払いが厳しくなるケースが増えています。
→ ローン期間を延ばすことで月々の返済額を抑え、購入を可能にする。
例:返済期間による月々の負担の違い(借入額4,000万円、金利1.5%)


50年ローンでは、月々の返済額が約2.6万円軽減されるため、手元資金に余裕が生まれる。
2.低金利環境の継続
日本は長期間にわたって低金利政策を維持しており、住宅ローン金利も1%台~2%台と歴史的に低水準です。そのため、「超長期で借りても金利負担がそこまで大きくない」と考える人が増えています。
→ 長期間借りても低金利なら利息負担が少なく、資産形成の余裕を持ちやすい。
3.若年層の住宅購入意欲の高まり
最近は、20代~30代のうちにマイホームを購入する人が増えています。
しかし、収入がまだ少ない段階では、高額な住宅ローンの返済が厳しいため、月々の負担を抑えるために「50年ローン」などを選択する人も増えています。
また、共働き世帯が増えているため、「夫婦で協力して長期間返済する」考え方も広まっています。
超長期住宅ローンのメリット
近年、住宅ローンの返済期間が従来の35年を超える「超長期」型が注目されています。これは、住宅金融支援機構が提供する「フラット35」において、最長50年までの返済期間が設定可能となったことが背景にあります。これにより、若年層を中心に利用者が増加しています。
- 月々の返済額の軽減:返済期間を延ばすことで、毎月の返済額を抑えることができます。例えば、3,000万円を年利1.5%で借り入れた場合、35年返済では月々約89,000円の返済となりますが、50年返済に延ばすと約75,000円まで減少します。
- 借入可能額の増加:月々の返済額が抑えられることで、同じ収入でもより高額な借入が可能となります。これは、希望する物件の購入範囲を広げることにつながります。
超長期住宅ローンのデメリット
- 総返済額の増加:返済期間が長くなるほど、支払う利息の総額が増加します。先ほどの例で、35年返済の場合の総返済額は約3,738万円ですが、50年返済では約4,500万円となり、約760万円の差が生じます。
- 長期的なライフプランへの影響:50年という長期間の返済は、定年退職後も返済が続く可能性があります。これにより、老後の生活資金や医療費など、将来的な支出への影響が懸念されます。
- 金利上昇リスク:変動金利型のローンを選択した場合、将来的な金利上昇により返済額が増加するリスクがあります。長期間の返済では、このリスクが高まる可能性があります。
こんな借り方はNG!
・返済期間だけで月々の負担を軽減しようとする:返済期間を延ばすことで月々の返済額は減少しますが、その分総返済額が増加します。月々の負担軽減だけを目的に返済期間を延ばすのは避けるべきです。
・将来の収入増加を過信する:長期間のローンを組む際、将来的な収入増加を見込んで無理な借入をするのは危険です。収入が予想通りに増えない場合、返済が困難になるリスクがあります。
・老後の生活設計を考慮しない:定年後も返済が続く場合、年金収入だけでの返済が難しくなる可能性があります。老後の生活費や医療費なども考慮した資金計画が必要です。
ローンの見直しを検討しよう!



超長期住宅ローンを検討する際は、以下の点を考慮して見直しを行うことが重要です。
返済期間の短縮:可能であれば、返済期間を短縮することで総返済額を抑えることができます。
繰り上げ返済の活用:ボーナス時などに繰り上げ返済を行うことで、元本を早期に減らし、利息負担を軽減することが可能です。
固定金利への変更:金利上昇リスクを避けるため、固定金利型のローンへの変更を検討することも一案です。



一見すると固定金利は変動金利よりも割高に感じますが、”将来的な金利上昇のリスクを銀行側が負う”という意味で変動よりも返済金利が高くなるのです。
専門家への相談:ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーなどの専門家に相談し、最適な返済プランを設計することが重要です。



自分の家計の事を他人に話すのは結構抵抗があるかと思いますが、家計を客観的に判断できる人がいるのといないのではライフプランの設計が大きく違ってきます。
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まとめ
超長期住宅ローンは月々の返済負担を軽減するメリットがある一方で、総返済額の増加や長期的なライフプランへの影響などのデメリットも存在します。
自身のライフプランや将来の収入、老後の生活設計を十分に考慮し、慎重に検討することが重要です。必要に応じて、ローンの見直しや専門家への相談を行い、無理のない返済計画を立てましょう。



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