日本の上場企業4〜6月の業績が好調!!
というニュースです。
2024年8月5日日経平均株価は歴史的大暴落を記録しました。
下落幅:ー4451円(歴代1位)
下落率:ー12.4%(歴代2位)
この様な時に落ち着いて確認すべきことがあります。
それは、、、
【業績】
です。
<業績と株価の関係図>
この表を見てください
①の場合:何も特別なことが起こっていないので割安感は無し
②の場合:業績は下がっているのに株価は上がっている状態なのですが、業績が悪いのに価格が上がっているだけなのでので買いたくない。
③の場合:業績が上がっているのに株価は下がっている状態ですが、業績が好調なのにも関わらず価格が下がっているということは、これから株価が上がりそうな株を安く買えるので割安なのです。
この表を踏まえて
今回株価は暴落していたけど業績の方はどうなのか、企業の儲かり方について軽く見ていきましょう。
日本企業の業績
日本企業の2024年4月〜6月の決算は、、、
純利益の増益率:前年同期比10%増
3四半期連続の増益
つまりたくさん儲けているということです。
そもそも東証プライム上場企業は2024年3月期まで3年連続で最高益を更新しています。
そこから今年に入ってもまだ増益できているわけですのでとても好調だと言えます。
今年の予想ベースでは年間で最高益を更新予定です。
ちなみに業績好調の要因の1つが、
【為替レート】
・4〜6月の平均レート:1ドル=約156円
・前年同期比:約20円の大幅な円安
これだけ円安だと輸出企業はとても儲かります。
逆に言えば円高が進めば業績悪化の原因になります。
今年4年連続で最高益を更新できるかどうかは「為替レート次第」なところは大いにあります。
為替レート以外のところで好調の要因を挙げるとすると、
<AI関連のビジネス>がよく儲かっているみたいです。
相場を牽引する新しいテーマがあるというのは
株式市場にとっては良いことですね!
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日本企業の利益は伸びている
こちらのグラフを見てください。
赤いグラフがTOPIXの予想EPSの推移です。
EPS=1株あたりの純利益です。
2014年は100円以下ぐらいだったのが、2024年は180円を超えています。
これらが意味することは、日本の上場企業の稼ぐ力がこの10年で約2倍近くになったということです。
年収500万円だったものが1000万円になった様なイメージです。
暴落恐れることなかれ
今回の株価暴落は買い向かいやすかったと感じます。
なぜなら”業績が好調だった中での株価の下落”だったわけだからです。
これに比較して(コロナウイルスのパンデミック)の時などは、
今後企業の業績がどうなるか全く読めませんでした。
株価が下がったからといって容易に買って良いのか悩ましいところでした。
しかし今回の件は業績は全く関係なかったのです。
・大災害
・金融ショック
・戦争
・パンデミック
以上のことが起きたわけでもなく
日銀の利上げに伴う投資家たちの株式整理みたいなものでした。
暴落時に地震を持ってかいに行けるかどうかには、
「企業の業績イメージがどれだけ頭に入っているか」
これが大きく影響します。
ある程度業績イメージをイメージできるようになると、、、
インデックス投資家:暴落時に動じない
アクティブ投資家(高配当株投資家):良いタイミングで良い銘柄を買える
どのような立場で投資していてもメリットしかないのです。
まとめ
今回の記事をまとめると
・株価は暴落しているけど日本企業の業績は上がっている。
・ここ10年で日本企業の稼ぐ力は2倍近くになっている。
・暴落時でも安心して投資を行うには自分の持っている企業の経営イメージをちゃんと理解しているかどうかである。
長期的な株式投資のリターンの源泉は企業の「儲け」なのです。
なので自分が持っている企業の企業業績はある程度は把握しておきましょう!
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