分散投資を考えているんだけど、おすすめの投資先はある?
リバランスを考えているんですね?
私のおすすめは「金」です。
金?
金の価格はそろそろ頭打ちって聞くけど、、、
そんなことないですよ!
今回は金投資が魅力的に思えるような<技術的な市場トレンド>や<経済環境の変化>を踏まえて解説していきます。
《今回の記事でわかること》
・2025年の金と株の比較のポイント
・インフレリスクと金の特性について
・金価格の動向を示すテクニカル分析の概要
・今後の資産運用での金の位置付けと戦略
はじめに
現在の金の価格についてみてみましょう。
赤色のグラフが”S&P500”
紫色のグラフが”全世界株式”
黄色いグラフが”金価格”
なのですが、多くの人が投資しているであろうS&P500に次いでの価格上昇率になります。
注目される理由1「長期トレンドとインフレリスクの高まり」
こちらのグラフは1970年からの金価格の推移のグラフです。
このグラフを見て、4つのフェーズに分けることができます。
- フェーズ①:ゴールド低迷期
-
戦争の影響で急騰していたゴールド価格は、米ソ緊張緩和、ドル高で下落。
90年代はIT革命で株高、インフレ沈静化もあり金需要はより無くなっていった
- フェーズ②:金ETF登場
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ITバブル崩壊、同時多発テロで金の魅力が向上。
また、金のETF登場でゴールド投資がしやすくなった。
- フェーズ③:先進国株式にシフト
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投資家の資金が、金から先進国株式にシフト。
富の保全手段としての金の魅力は大きく後退。
- フェーズ④:地学的リスク最高潮
-
米中貿易摩擦、コロナショック、ウクライナ・パレスチナ問題といった地学的リスクの高まりで金の価格は高騰。
戦争やパンデミックの発生
インフレ
⇩
金価格の上昇
と言うことです。
また、
一向に治る気配のない地政学リスク、また2024年10月に発表された米国の消費者物価指数(CPI)が3.3%のインフレを示すなど、FRBは慎重な金融政策を取らざるを得ない状況です。
そのため、インフレヘッジとしての特性を発揮する金が2025年も魅力的な投資先であると言うことがわかります。
注目される理由2「米ドルの動向と金の価格の相関関係」
金は通常、「米ドルと逆相関の関係を持つ」と言われています。
米国の大統領選挙の影響で米ドルが一時的に強含んだ結果、金価格は下落しました。
過去の実例からもドル高の後に金価格が反発する動きが見られています。
トランプ大統領の再選で”関税の引き上げ””ドルインデックス”の動向に不安が高まっています。
このようにドルのボラティリティ(価格変動の度合い)が上昇する中、ゴールドはセーフヘブン(避難資産)として魅力を発揮します。
米ドルが不安定になれば、投資家は資産を金へと移す傾向があり、過去の金融危機やドルの弱体化が見られた場合でも同様の現象が確認されています。
注目される理由3「世界的な中央銀行による金の需要増加」
こちらのグラフは世界各国の中央銀行の金の需要量です。
このように中央銀行が金を購入する動きは資産運用をしていくことのトレンドになりつつあります。
中央銀行が金を欲しがる理由の一つは、外貨準備の一部を金にシフトすることで、通貨リスクの軽減や不安定な地政学リスクに備えようとしているからです。
また、2024年には中国が前年比+72%、インドは+48%と新興国が金を買っています。
このような需要が底堅く上昇圧力を生み出しています。
注目される理由4「金鉱株市場とETFのパフォーマンスの改善」
金への直接投資に加えて、金鉱株市場や金に連動するETFの動向も2025年からの重要なポイントです。
例えば、、、
こちらの「ブラックロック・ゴールド・ファンド」は金鉱山の探索、販売を事業としている会社の株式への投資を行っているファンドです。
また、金ETFへの資金の流入も顕著です。
特に「ステートストリート」と言う会社が出している『GLD』は世界で最も規模が大きく流入性が高いです。
このように、金鉱株、また金ETFのパフォーマンス改善は株式市場が低迷する局面でも金価格の底堅さを維持する要因です。
特に金を裏付けとするETFは金価格に連動する投資手段であり、透明性や低コストなどパッシブ型投資のメリットを提供しています。
金ETFは流動性が高く、ポートフォリオのリバランスにも役立ちます。
金のリスク
- ・リスク①:地政学的リスクの収まり
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戦争が終われば有事の金としての魅力が薄まります。
結果として金価格は下落します。
- ・リスク②:インフレの収まり
-
FRBがインフレを抑え込んだ場合は金価格も下落します。
次回FOMCも金利据え置きの見方が広がっています。
まとめ
2025年から金投資が注目される理由は、単なる市場の動きだけでなく、インフレ・ドルの動向・中央銀行の動向・地政学的リスク・金鉱株市場のパフォーマンスといった具体的な要因に支えられています。
金は「ただの貴金属」ではなく、今後の資産運用戦略の中で重要な役割を果たしていくと思います。
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