以前の記事で最低限の生活コストを下げれればリタイヤに近づくとお伝えしました。
ではどのようにして生活コストを下げていけば良いか?
今回は毎月大きな支出であろう「保険」について解説して行きたいと思います。
【結論】
本当に必要な保険は3つだけ!!
①掛け捨て保険:若い妻子もちのみ
②火災保険
③自動車保険(対人対物のみ):車両保険は不要
月額5000円以上払っていたら高いと思った方が良いと思います。(一万円以上払っていたら確実に高いです)
割高な保険料を払っていたら生活は一向に楽にはなりません、、、
お金に余裕のない原因としてはシンプルで、収入が少ないかor支出が多いか です。
収入を増やせれば良いのですが、会社員などは給料が一気に倍に上がることもないし、副業でもすぐに稼げるようになるわけじゃないのが現状です。
それに比べて支出を下げることは誰でも簡単にかつ確実に効果が出ます。
しかし食費を削ったり、趣味を辞めてまで支出を減らすのではなく、人生の3大支出の一つである保険の大きな所から削ってけば大きな効果を得られるからです。
保険を見直すべき理由
1.無駄な支出だから
個人的な考えも含めて民間保険はほとんどいらないと考えます。
理由はいくつかあり、、、
- 日本は公的保険がとても充実しているから
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怪我や病気になったらいくら国から補助が出るのか、万が一の時の年金はいくらもらえるのか、障害を背負った時に障害年金はいくらもらえるのか、こういう事を知らないと無駄な保険に入ってしまうことになります。
日本は世界から見ても公的保険が充実している恵まれた国です。 - 公的保険じゃカバー出来ないレアケースにだけ民間保険で備えれば良い
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一家の大黒柱が若くして亡くなってしまった(掛け捨て保険)、自動車で相手に障害や大怪我を負わせてしまった(自動車保険)、大災害に被災してしまった場合(火災保険)
正直これだけで十分カバー出来ます。
公的保険で十分備えられているのに更に保険に入るというのは非常にコスパが悪い!
雨が降るかもしれない(事件)と思って傘(保険)を2本も3本も持ち歩くのって効率悪いですよね?
どうであれ、保険は保険・貯蓄は貯蓄・投資は投資と一緒に考えないことが重要です。
無駄な保険の見直しは生活に影響も出ません。車や家はなければ生活に支障が出る人も多いですが、保険はいらない保険を解約したって何も生活に影響がないです。心が寂しくなるわけでも生活の質が下がるわけでもなく、不便になるわけでもありません。
2.確実かつ効果が大きいから
支出(固定費)は誰しもがやれば、・確実に・毎月・そこそこ大きい効果が得られます。
3大支出と呼ばれるだけあって一生に払う金額も大きいです。※生命保険文化センターの実態調査によると年間平均男性で22.8万円、女性で17.4万円支払っているそうです。
多くの方が保険を払い過ぎているように感じます。
ただでさえ上がらない給料にノーガードで取られる税金。やっと財布に入ったお金から保険代を支払ってて、貯金ができるはずがないですよね?
貯金出来ないから有事のリスクに備えられず割高の保険に入らないといけないですし、貯金がないから投資もできずお金のなる木を買っていけずに、いつまで経っても楽にならないという負のループに陥ってしまいます。
3.経済的自由へのハードルが下がる
支出が下がると経済的自由へのハードルも下がります。
生活支出が年間300万円の人と年間1000万円の人ではそもそも年間の必要資産額が全然違います。年間支出300万円の人より1000万円の人の方がたくさん稼がなければなりません。
無駄な支出を抑えてお金になる木を買えれば経済的自由へ近づくことが出来ます。
要りそうで要らない保険とは?
- 貯蓄型の保険
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理由は中身がぼったくりの投資信託だからです。
要するに掛け捨ての生命保険+割高の投資信託
この二つがセットになっているものが多いです。
「保険は保険(掛け捨て)」「投資は投資(優良なファンド)」と分けて考えなけばならないのです。 - 医療保険
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公的保険+貯蓄が一番コスパが良いからです。
病気で医療費が何百万かかっても、「高額療養費制度」というものがあり最大で月10万円程度で治療が受けられるものです。
怪我や病気で働けなくなり収入が途絶えた場合も、「傷病手当金」というものがあり大体月給の6割から8割が補填されます。
障害が残ってしまった場合でも「障害年金」制度があります。 - がん保険
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医療保険と同じ理由で公的保険+貯金が一番コスパが良いからです。
がん保険に入っててがんになった=安心?←よくCMなどで耳にするフレーズですがよく考えて見ると「保険に入ってて病気になったからお金が出た」だけなのです。
まずがんになった際の医療費がいくらかかるのか調べてみて、その時国公的保障はいくら出るのかも調べてみましょう - 個人年金保険
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理由は貯蓄型保険と一緒です。
- ドル建て終身保険
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理由は貯蓄型保険と一緒です。(正直ゴミ保険です)
- 養老保険
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理由は貯蓄型保険と一緒です。
- 学資保険
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貯金としてみても、投資としてみても、保険としてみても、THE中途半端な保険です。
教育資金を貯めるためにはNISAが適切だと思います。 - 所得補償保険
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目的としてコスパが悪い保険だからです。
一体どんなリスクを想定しているのか、またそれは公的保障で対応出来ないのか(貯金等)?を想定してみると案外要らないパターンが多いです。(ほぼ要らないです)
確率の低い事にわざわざ割りの悪い民間保険じゃないといけないのでしょうか?リスクとリターンを自分で考えることが大切です。 - 解約するときの払い済み保険
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わざわざ解約しに行ったのに新しい保険を契約したら意味ないですよね?
このような保険は早期解約すると元本が減ってしまう&持ち続けても機会損失になります。
具体的にいうと契約中は保険料という資金拘束をされ何年も持ち続けても元本から少し増えるだけなのです。
ですからさっさと損切りをして優良な投資先に投資した方が良いのかと思われます。
そもそも何のために保険に入るのか?
お金を増やしたいのであれば保険ではなく、「投資」
お金を貯めたいのであれば「貯金」
レアケースだけど遭遇すると生活が困窮してしまう「保険」
↑これが大前提です。
保険会社の営業やCM、ホームページの情報に左右されたり契約をする人はどんどんお金持ちからは遠ざかってしまいます。
駅前の〇〇生命ビル、年収⚪︎千万の保険営業マン、ゴールデンタイムに人気の芸人・俳優を起用したCM、これらの資金はどこから出てくるのでしょうか?
大手保険会社もなかなかえげつないことをしています。
郵便局・保険の不適切販売
貯蓄型の保険は合法詐欺と言えるレベルのぼったくり商品です。
本当に必要な保険は全部ネットで契約できるので本当に必要な保険は窓口を通さずに自分で契約しましょう。
要らない保険代の捻出のために苦労するより、、、
自分で投資をして資産形成をしたり
たまに贅沢をして自分を労ったり
健康でいることに注力する
ことが何よりも大切なことだと思います。
ほとんどみんなが入っているからとりあえず保険に入ってみる
などで保険に入っていませんか?
今の日本はほとんどみんなお金持ちですか?周りの一緒という理由で決めているのであればお金持ちには遠いかと思います。なぜなら一部のお金持ちは固定費に敏感なのです。
なのでするならば少数派であるお金持ちの真似をしていきましょう!
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