導入 ETF(上場投資信託)は、投資家にとって魅力的な投資手段の1つです。この記事では、投資家に人気の高いETFトップ3を紹介し、それぞれの特徴や適切な投資戦略について解説します。
投資家がETFを選択する際に、どのETFが人気があり、どのような特徴があるか分からない場合があります。 人気の高いETFトップ3を紹介し、それぞれの特徴や適切な投資戦略を解説します。
選ぶ際のポイント
- ①何をインデックスしているか?
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ETFには連動を目指すインデックス(指標)が存在します。
例えば、日経225といった名称がついたETFは日経平均株価に連動することを目指すETFです。
インデックスがどういった指数なのかを確認し、投資対象が幅広く分散されているか、長期的に上昇しているかを確認するようにしましょう - ②コストは低いか?
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ETFも投資信託の一種ですので、保有している間に信託報酬というコストが発生します。信託報酬は運用している間ずっと発生するコストですので、できるだけ低いものを選ぶことが重要です。
投資対象が同じETFであれば、基本的に信託報酬が低いものを選ぶようにしましょう。 - ③ETFの純資産総額は増えているか?
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ETFにとって純資産総額は商品の生命線といえます。
純資産総額が低迷したままのETFは、運用会社側にとっても運用コストがかかるだけでメリットがなく、償還(ETFの運用が終了すること)される可能性があるからです。
途中で償還されるかも知れないETFに安心して長期投資することはできません。そのため純資産総額がしっかりと増加しているか確認することは重要です。
人気ETF TOP3(国内)
- ①NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信【1321】
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NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信【1321】は日経平均株価に連動するETF。20年以上の運用実績と約9兆円の純資産総額を持つ、国内ETF有数のETFとなっています。
日経平均株価指数は東証プライム市場に上場する銘柄のうち流動性の高い225の銘柄で構成された指数です。
トヨタやソニー、NTTといった日本を代表する銘柄で構成されているので、日本の大企業にまとめて投資したいのであればおすすめのETFといえるでしょう。
- ②NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信【1306】
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NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信【1306】はTOPIXを連動対象とするETF。運用実績は20年以上と長く、純資産総額は19兆円を超える国内ETFで最も大規模なETFとなっています。
TOPIXは原則東証プライム市場に上場している全銘柄を対象とした指数なので、日経平均銘柄に比べて構成銘柄数が多く、2,000を超える銘柄で構成されています。
日経平均採用銘柄はもちろん、比較的小型の株式も含まれているため、小型株も含めて日本株に幅広く投資したい方におすすめです。
- ③MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】
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MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】は国内ETFでありながら、全世界の株式へ投資できるETFです。
人気の投資信託eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のETF版のETFとなっています。全世界株式を投資対象としているため、分散という意味では有力な選択肢の一つといえるでしょう。
比較的新しいETFであり、純資産総額は200億円程度となっていますが、右肩上がりに増加し続けています。全世界株式に、低コストで簡単に投資したい方におすすめなETFです。
人気ETF TOP3 (国外)
米国ETFは国内ETFに比べて規模も大きく、コストも低いことが特徴です。
ただし、米国ETFは当然ドルで売買する必要があり、手間や為替コストが発生する点や取引手数料が国内株式に比べると割高である点は知っておく必要があります。
- ①VOO
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米国の代表的な株価指数S&P500に連動することを目指すETFです。S&P500指数は米国を代表する大型の500銘柄で構成されています。
【日経平均株価の米国版】とイメージするとわかりやすいでしょう。ただし、規模は国内ETFより大きく純資産総額は40兆円を超えています。
構成銘柄にはAmazonやアップル、マイクロソフトなどの世界的に有名な企業がずらりと並び、米国企業でありながら世界中で収益を上げている企業が多い点が特徴です。
- ②QQQ
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米国のナスダック100指数への連動を目指すETFです。
ナスダックは米国の新興市場であり、革新的な企業が多く上場しており、IT関連の銘柄が多いという点が特徴です。
構成銘柄の上位にはアップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグル)といった企業があります。
QQQも純資産総額は20兆円を大きく超えており、運用には不安はありません。
- ③VT
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VTは世界株式を投資対象としたETFです。世界中の株式に投資することが可能なETFであり、構成銘柄は約8,000銘柄にも及びます。
純資産総額は約3兆円となっており、経費率年0.07%という低さも特徴の一つ。
人気の高いETFを選ぶ際に注意すべきポイントは何ですか?
人気の高いETFを選ぶ際には、資産規模や運用経験、信託報酬などを考慮することが重要です。また、ETFが投資する市場やセクターについても注意深く調査する必要があります。
ETFの特徴とは何ですか?
ETFの特徴は、分散投資が容易であること、流動性が高いこと、低コストであることなどが挙げられます。これらの特徴を活かして、投資ポートフォリオを構築することができます。
人気の高いETFと投資目標の関係はありますか?
人気の高いETFは一般的に市場での取引量が多く、流動性が高い傾向があります。投資家は自分の投資目標やリスク許容度に合ったETFを選ぶことが重要ですが、人気の高いETFは投資戦略の選択肢の1つとして考えられます。
まとめ
投資家に人気の高いETFを紹介し、それぞれの特徴や適切な投資戦略について解説しました。投資家は自身の投資目標やリスク許容度に合ったETFを選ぶことで、効果的なポートフォリオを構築することができます。
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